藍色のキミへ
一旦、中山さんと別れて会社に戻って急いで仕事の山を片付ける。
「課長!今日もうあがってもいいっすかっ!?」
「書類やっつけたのか〜?」
みんなから好かれている課長は、優しくて厳しい。
親身になって話を聞いてくれて、社員にとって父親のような存在。
「やっつけました!」
「はい、お疲れ〜!」
「お疲れ様ですっ!お先ですっ」
走って会社を出て、携帯番号を開いて今さっき登録された中山さんに、電話をかけた。