藍色のキミへ
「おっ、お待たせしました…」
噴水の前にいた中山さんへ、息がきれながらも言葉を口にする。
「早いですねっ、走って来てくれたんですか?」
「…はぁ…はぁ…そんな感じ…はぁ…です、これからどこへ?」
「ラーメン食べに行きませんか?」
「ラーメンですか?」
「はい、オススメのお店があるんです」
お腹もペコペコだったし、中山さんオススメの店に行くことになった。
ただ、気になる心配なことが1つだけある。
そこには、あえて触れないでいた。