藍色のキミへ
「すぐ作りますんで、少し待っててください〜」
「すいません、ありがとうございます」
中山さんは、ビニール手袋をはめて料理を始めた。
理由は、聞かなくてもわかってる。
魚は、いらないって言ったのに「気つかわないでください」って笑われただけだった。
朝ごはんは、本当にすぐ出来て見た目よし!香りよし!てな感じで、中山さんは家庭的な女の子なんだなと、実感した。
「いただきます」
「めしあがれっ」
こんなことを言ってると、結婚した気分になって幸せな気分に浸った。
ご飯は、とてもおいしくてペロりと完食した。