藍色のキミへ
「俺は、気にしません!……気にしてるのは、中山さんの方じゃないんですか?」
「私は、小さい頃から周りの人達に気を使って貰ってばっかりでした、その気配りが嫌でしょうがなかった………」
「………」
「宇宙さんには、私に気を使ってほしくありません………、私と一緒にいたら疲れます」
「俺の気持ちは、アレルギーだとか健康じゃないとかで揺るぎません!好きな人と一緒にいて疲れるなんてこと絶対にありません!」
「…宇宙さん」
「俺を信じてください」
まっすぐに中山さんの瞳を見つめる。
俺の気持ちが届くように。
「信じます、だから約束してくださいっ!気を使わないって」
「約束します」
「これから、あらためてよろしくお願いします」
嬉しくて自然に笑みがこぼれた。
繋いでる手に少し力をこめて、中山さんへの愛を誓った。