藍色のキミへ


「…っん……」

中山さんの甘い声が、耳に届いたところで唇を離した。

すると、中山さんの意味不明な視線に気付いた。


「なんですか?」

「…宇宙さん、キスうますぎです」


一気に顔が赤くなるのがわかった。


そして、言った本人も赤くなった。

幸せな時間は、楽しくてとても早く時間は過ぎていく。


中山さんとの、初めてのキスもハグも今日だった。

今日は、俺の中で記念日になった。


そして、心のアルバムに大事にしまわれた。
< 62 / 100 >

この作品をシェア

pagetop