藍色のキミへ
「どーゆーことですか?」
「読者がこの記事に、注目することでアレルギーがある人はアレルギー患者って目で見れれます」
「………」
「でも、アレルギーを知ってもらえることで救われる人もたくさんいると思います!」
「ありがとうございます」
中山さんに、この記事を読んでもらえてよかった。
俺には、実際にアレルギーがある訳でもないから。
だから、アレルギーがある人の気持ちはわからない。
中山さんの意見が聞けてよかった。
「…仲直りしますか?」
「しましょうか?」
「はいっ」
俺達の心の隙間は、埋まった。