藍色のキミへ
少しすると、看護師さんと先生は呼び出されて病室を出て行った。
「…宇宙さん」
「中山さん!?目が覚めたんですか!?」
「あの、気にしないでくださいね?よくあることなんです」
「でも、俺がずっと話してたから…」
「宇宙さんのせいじゃないです、だってすごく楽しかったから」
その言葉で、すごく救われた。
本当に、よく出来た人だと思う。
こういう女の子は、いい旦那さんと結婚できるんだろう。
俺より自分の方が、ずっと辛いはずなのに俺に気を使ってくれて…
すごく申し訳なくなった。