藍色のキミへ
とても幸せだった。
今まで生きていた中で1番ってくらい。
「ねぇ宇宙さん」
「なんですか?」
「私が死んだら他の人と幸せになってください、でもね私の存在は忘れて欲しくない」
言葉が出なかった。
正直ショックだった。
中山さんの口からこんな言葉がでるなんて。
「…ふざけんなよ」
「え?」
「ふざけたこと言ってんじゃねーぞ」
そう呟くと無理矢理彼女にキスをした。
強引に舌を入れて腕を押さえつけた。
「…っ…やだっ…」
唇を離して彼女の目を見て、
ゆっくりと言葉を発した。
「死ぬのなんて許しません。
中山さんは死なない。
俺と結婚して幸せになって…
そうゆう未来が待ってる」
中山さんの瞳から大粒の涙が溢れた。