君の肌を壊す夜


「あたしの何を愛してるの?

大翔はあたしを知らないよっ

あたしは大翔が思うよりもワガママで嫉妬深くて、学生の頃はよく先生に『落ち着け』って言われてた…

大翔が守ってあげたくなるような内気で自分の意見も言えないおとなしい女じゃないんだよ…」



自分の本性をぶちまけながら、高ぶる気持ちが喉を熱くさせて涙を浮かばせた。



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