君の肌を壊す夜



「俺、どうもこういうオシャレな飲み物って苦手で…

ごめん、なかなか言い出せなくて。」


謝る大翔が


記憶とシンクロしない。



真っ白な棚に、紅茶の葉が入ったビンがたくさん並んでて…


全部あたしのためだよって言ってくれた…。



その時のあたしの気分に合わせて煎れてくれるお茶が


あたしには特別に思えてた。



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