君の肌を壊す夜


「優貴っていつもキチっとしてるから生活感なんて感じられないけど…意外と寝癖つけてたりするんだね?」と彼の寝癖を笑うあたしを見て


ただ優しい笑顔を返す。


「…結婚式の準備、順調そうだね?

この間、招待状が届いたよ?」


「うん。あたし達ちゃんとラブラブだしね。

まあ、優貴のおかげで愛が深まっちゃった感もあるけど。」


嫌味に聞こえたかな?


優貴は何も言わない。



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