君の肌を壊す夜


「ねえ、他にも美味しいお茶知ってる?」


「作ってあげるから待ってて」と言うとキッチンに戻る。


優貴がお茶好きだったなんて…意外とあたしとも気が合うかも。


姉弟として、本当に仲良くなれたら大翔も喜んでくれるかもしれない。


ローズブレンドティーを飲み干したあたしに、すぐ彼が注いでくれたのは


あたしの大好きなハーブティーだった。


これくらいあたしも知ってるよ。


< 131 / 250 >

この作品をシェア

pagetop