君の肌を壊す夜




あたしは



知っていたんだ



この部屋も



あたしがお茶を好きになった理由も



並んでるビンも



優貴の優しさも



指も…



温度も




あたしは




きっと




あの夜



優貴に出会う前から知っていた。





< 138 / 250 >

この作品をシェア

pagetop