君の肌を壊す夜



「義姉…さん?」


優貴の身体が硬まる。


あたしは言葉も出せなければ涙を止める事もできない。






思い出すのを諦めてた記憶の宝物は




こんなにすぐ近くにあったんだ…。




あたしが失った者。



それは優貴


あなただった。




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