君の肌を壊す夜




あたしが…選んだのは大翔なんだ。


あたしが信じたのは大翔の言葉だったんだ…。



記憶を失っていたせいばかりじゃない。



あの日、あたしの前で優貴の流した涙。




あたしは何も知らずに




どれだけ優貴を傷つけてきたんだろう…



優貴もあたしに嫌気をさすわけだ。



きっと…



もう、あたしを受け入れてくれる事なんか、あるわけがない。




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