君の肌を壊す夜



「タダで介抱してもらえるとでも思った?」


悪魔のように、不敵な笑みを浮かべた彼の表情を見た途端、背中に寒気が走る。



「お願い…離して…」


名前も知らない彼にキツク抱きしめられながら



それでも、身体に力が入らずに


そのままゆっくりベッドに押し倒されて


悪戯に笑った彼から目を背けた。



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