君の肌を壊す夜



いつの間にか俺の背中で寝息をたてている彼女。


仕方がないので部屋に連れ帰った。



ベッドに寝かせると



あの頃と変わらない寝顔。



「髪…短くしたんだね。長いのも似合っていたけど…」


そう言いながら


久しぶりに触れた彼女の髪が


俺の指をくすぐると


喉の奥が熱くなる。



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