君の肌を壊す夜


「今どこっ?!」


「優…貴…」


彼の声を聞いた途端に涙が溢れる。


「さっき兄さんから勤め先に連絡がきた

ひどい剣幕で、紗雪を返せって…




あたしはこの街に来た事、そして大翔と出会った事を震える声で


必死に伝えると


優貴に言われた駅で下りて


指定されたファミレスで彼を…


優貴が来るのを待っていた。



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