君の肌を壊す夜



とりあえず


大翔は事情聴取されてるはず…。


そのまま帰されたとしても…あたしが何処にいるのか分からなければ追ってもこれないはずだ。



それでも…



あたしなんか見てない大翔の冷たい眼差しを思い出すと



背筋が凍るような恐怖を感じる。




「…見つけた。」


テーブルに伏せたままのあたしに


聞こえた声。



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