君の肌を壊す夜



「大丈夫か?」って


あたしを心配する大翔の声がして


優しくて温かい手の平があたしの頬に触れた。


やっぱり大翔は迎えに来てくれた。


大翔はそう。


普段は仕事が忙しくてなかなか会えないけど


あたしのピンチには必ず駆け付けてくれる。



あたしが内気で自分の言いたい事もなかなか言えない子だから心配だって


俺が一生、傍で守ってやるって言ってくれた。


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