君の肌を壊す夜


「俺がいなかった間に職場の男に声かけられたりしない?」


「あるわけないじゃない」と言いながら

自慢げに薬指の指輪を大翔にちらつかせる。


そんなあたしの仕種を見て思わず笑顔を零しながら


あたしの手を優しく繋いでくれる。


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