君の肌を壊す夜



そこで、手土産のお菓子を買って、約束の居酒屋に向かう。



「本当に居酒屋なんかで失礼じゃないかな?」


「ああ、大丈夫。

うちの親、堅苦しいのとか苦手だし。

酒が飲める場所のほうが喜ぶんだ。 」


「弟さんも来るんでしょ?

どんな人なの?」


「爽やかな俺とは正反対な奴かな…。

ガタイも俺と違って細いし。」


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