君の肌を壊す夜



「お待たせしてすみません。」と、深々と頭を下げたあたしに


本当の親じゃないと言えど、やはり血の繋がりが見てとれる、大翔と雰囲気の似たお父さんが、親しみやすい笑顔を浮かべた。


「そんな緊張しないで」と、物腰の柔らかい気品のあるお母さん。


その向かいに座った大翔を追い掛けるように座ると


すぐに未来の弟の確認…。



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