君の肌を壊す夜





夜中、激しい頭痛に思わず目が覚めると


薄暗い部屋で横に見えた裸の背中。



やっぱり大翔が迎えに来てくれたのは夢なんかじゃなかった。



「頭がズキズキするよぉ」


甘えながら抱き着いたあたしに気が付いた彼が


あたしの頭を優しく撫でながら振り向いた。



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