君の肌を壊す夜


「プライベートで君に会う事はもう無いわね…」


その言葉を彼に


ううん。


あたし自身に吐き捨てて、カフェを飛び出した。




最低だ。



空があたしの心にシンクロするように


小さな涙を落としていく。



あたしは最低だ。




あの夜の罪を、優貴を責める事で、彼一人の責任にしたかった。


そうする事で救われたかったんだ…


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