君の肌を壊す夜



『共犯』

その言葉に胸が引き裂かれそうなほど痛かったのに…


唇に触れた優貴の指先が…あたしの鼓動を早めた。



悪魔のように彼の指先に溺れてる。



もう、あの夜に時間は巻き戻せない。


あの夜が無かったら


あたしは、自分の汚さも知らずに、今も大翔だけを愛してた。



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