君の肌を壊す夜


意味が分からない。

けど、優貴の瞳は決して嘘をついているようにも見えなくて


ざわつく心…。



「俺は貴女の事が好きだった…ずっと」


「どういう…こと?」


あたし達が知り合ったのはあの夜が初めてだ。


ずっとって…それ以前に出会った事があった?



どれだけ記憶を辿っても思い当たるふしが見当たらない。


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