君の肌を壊す夜


「…兄さんが、本当のあなたを受け入れなくても?」


優貴の言葉にドキッとした。


大翔が本当のあたしを受け入れていない…。



胸がちくちく痛い。


そう。


大翔の好みのタイプはいつだってあたしと正反対な子。


あたしはずっと大翔の好みの女になりたくて…自分を変えてきた。


髪型も


ファッションも…


…性格も?




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