君の肌を壊す夜
第二章
すれ違う想い
あたしは
あたしと出会う前の大翔の女関係なんて聞いた事が無かった。
嫉妬してしまいそうで聞くのが恐かったから…
大翔は束縛をされるのを嫌ったし、先に好きになったのがあたしだっていうのもあって…
大翔に嫌われる事を1番に恐れてた。
だから、腰まで長かった髪も大翔好みにセミロングにした。
本当は嫉妬深いのに、そういうそぶりを見せないように心がけた。