君の肌を壊す夜



「…飲み過ぎなんだよ。」


そう呟いた知らない彼が、ゆっくり身体を起こしながら眠たそうに目をこする。



「えっ…?

あれ?

…大翔は?」



「大翔?

誰、それ?」



「えっ?

ってか、あなたが誰ですか?」



状況を掴めずに口をぽかんと開けたあたしを見て笑う裸の彼。



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