タイムリミット


「そんな事ないんじゃない?」


え?


聞こえてたか…


「だって、コイツらゎ琉斗に着いてきたじゃん。危険を犯してね。」


総長ゎ微笑みながら、俺に着いてきてくれた奴らを見た。


…確かに俺に着いてきてくれた。


でも、何でだ?


あんなに駄目な総長だったのに。


「琉斗さん、そんな顏しないでください。俺達ゎ琉斗さんに感謝してますから。」



…俺に?


俺ゎコイツらの名前すら覚えてねぇのに。


コイツらを利用しようとしただけなのに…


何でだ?


「どんな利用であっても、琉斗さんゎ行き場のない俺達を拾ってくれたんですから。」


…っ!!


何で今まで気づかなかったんだ。


こんなにいい仲間がすぐそばにいたのに。


俺ゎ謝らなきゃいけねぇな。


新しい仲間にも、俺がしてきたこと全部。
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