私をカメパに連れてって!!【仮面de企画】
そう、すっかり引っ掛かってしまった…
「悪かったわね!あんな仮面被って登場して!」
「ホントにビビったぞ」
う……
「で…でも私だってよくわかったわね?」
「ああ…」
そのこと?って顔をしてセイヤが私を見る
「招待状に載ってたメッセージ覚えてる?」
メッセージ?
それはあの十字で型どったメッセージのことだろうか
『愛シテミル?』
『恋シテミル?』
あの言葉で、今日ここ来ることを決めた
運命の出会いと
本当の自分を探しに
「あれ、真琴の招待状しか書いてないんだ」
「へ!?そうなの!?」
「そう」
ああ…もう本当に色んなこと仕組んでくれちゃって…
するとセイヤが私の腰に両腕を回して強引に引き寄せる
「ひゃっ!」
急に至近距離で見つめられて、どうしようもなく胸がうるさい
「ちょっ…」
「その相手は俺じゃダメ?」