私をカメパに連れてって!!【仮面de企画】
今日までの間に、クリスマスのお誘いは山のようにあった
男の人たちは積極的にアピールしてくる人もいたし、いつもより手紙の数も多かった
もちろんチャラ男のセイヤにも再三誘われていたけれど
私は全てを断って今日、誰が主催したともわからないパーティーに出席しようとしている
端から聞いたらまったくバカな話だと思う
だけど私は真剣だった
もしかしてこれを逃すと一生、私のことをわかってくれる人が現れないような
そんな気がして…
「もうすぐ着きますよ」
運転手さんにそう言われて、傍らに置いている袋の膨らみに目をやった
それは今日の為に用意した仮面
拝借したっと言った方が正しいかな?