私をカメパに連れてって!!【仮面de企画】
「どうかされましたか?」
セイヤは何も反応を示さない私を不思議に思って見ているけれど、私の表情は仮面の中
驚いていてもわからないのが救いだった
「こちらのネームプレートに本名ではなくても構いませんので、このパーティー内で呼ばれる名前を書いて胸元に付けて下さい
会場はBクラスになります」
私はセイヤがそう言って差し出すネームプレートだけを無言で受けとると、足早に会場へと急いだ
なんであいつがここにいるの!!
聞いてないよ!
そもそもイブなんだから、私が断っても相手はわんさかいるでしょうが!!
なんでこんな日に働いてんのよー!!
私はかなり焦ってはいたけれど、仮面を取らなければ到底私だとはわからないと思い直し
とりあえず気持ちを落ち着かせて、近くのテーブルに置いてあるペンを取るとネームプレートに名前を書き込むことにした