私をカメパに連れてって!!【仮面de企画】
そう言われたけど、私はすぐに反応できなかった
そしてもう一度
「ナンノちゃん」
そう呼ばれた時に思い出した
そうだ!
ネームプレイトに『ナンノ』と書いたのは、何を隠そうこの私だ!!
「はい!?」
私は急いで顔を前に引き戻すと、目の前の仮面の男を見て、ビクーッとまた盛大に肩を揺らす
「その鉄仮面、超イケてる〜」
そう言って親指を立てて私のマスクを称賛する男
よく太った体にスーツのボタンが今にも弾け飛びそうだ
「え…あ、ありがとう…でもあんたの仮面も中々のものよ…?」
私を驚かしたその男がしていた仮面…
まあ仮面に入るよね?
彼は仮面ラ○ダーのマスクを威風堂々と装着していた