私をカメパに連れてって!!【仮面de企画】
やっと止まった壁に背を付けて、腕を掴んでいた人を確認するとそれはやっぱりセイヤだった
な!
怪人二十面相ってお前かよ!
期待しちゃったじゃんか!
するとセイヤはニッコリ微笑んで何かをスッと差し出す
差し出された物はストロー
そしてトレイに乗ったカクテル
「お待たせしました」
ああ…
忘れてた、それね…
「ありがと…」
私は喋り過ぎたせいで幾分喉の乾きを感じていた
なのでタイミングよく差し出されたそれらを受け取って、すぐに飲み始める
「何かすごく楽しそうに話してましたね」
「え?」
そう突然話をふられて口をつけていたカクテルを飲む手が止まった
「何の話しをしてたんですか?」
何の話って…
80年代ヒーローやヒロインの話って言ってもこいつわかるの?
「しゅ…趣味の話?」
わかるわけないよね…
それに、どうせバカにしてたんじゃないの?
どう見たってオタクが集まった異様な光景でしょ?
「へぇ〜、趣味が合うっていいですね」
━━━━!?