私をカメパに連れてって!!【仮面de企画】
司会者がそう話を進めているけれど、到底私には関係ない
「男性の方、いいですか!?
女性の人気ナンバーワンのですよ!」
私はため息を付きながら、ステージに背中を向ける
ああ…もう帰りたくなってきた
私…何しに来たんだろう
いや、そもそもどうしてイラついているんだろう
自分の気持ちがわからなくてモヤモヤする
「それでは発表します!」
やっぱりこの仮面からして間違いだったのかも
っていうかこんなところに来ること自体無駄だった?
今さらその結論に結び付いてももう遅いけどね
「女性一番人気は!?」
うん、
もうゴチャゴチャ考えるのも面倒くさいし
よしもう帰ろう!!
「ナンノさーん━━━━━━━━━━━━!!!」
はい?