私をカメパに連れてって!!【仮面de企画】



司会者がそう話を進めているけれど、到底私には関係ない



「男性の方、いいですか!?
女性の人気ナンバーワンのですよ!」



私はため息を付きながら、ステージに背中を向ける



ああ…もう帰りたくなってきた



私…何しに来たんだろう



いや、そもそもどうしてイラついているんだろう



自分の気持ちがわからなくてモヤモヤする




「それでは発表します!」



やっぱりこの仮面からして間違いだったのかも



っていうかこんなところに来ること自体無駄だった?



今さらその結論に結び付いてももう遅いけどね




「女性一番人気は!?」




うん、


もうゴチャゴチャ考えるのも面倒くさいし


よしもう帰ろう!!






「ナンノさーん━━━━━━━━━━━━!!!」










はい?








< 51 / 113 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop