私をカメパに連れてって!!【仮面de企画】



ナンノ?



私は呼ばれたので反射的に振り向いていた



それぐらい今日一日でナンノに感情移入していた


いや、もうむしろ自分がナンノだと思っていた



「あら?ナンノさーん?居ませんかー?」



司会者は、ステージに誰も上がってこないことで困り顔をしている



は!?


ナンノって!?


は!?


何で私が呼ばれるわけ!?


んで、なんで一番人気!?


そんな疑問がいくつも湧いてくるくるけどまったく検討がつかない



周りは、女性人気ナンバーワンの行方を探してキョロキョロ



私に行き着く人は誰もいない



でもステージ上のセイヤだけが私を静かに見つめていた






「ナンノちゃーん!早く上がりなよー!」








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