私をカメパに連れてって!!【仮面de企画】
「セイヤ〜、向坂さんがあんたなんて相手にしてくれるわけないでしょ〜!」
近くにいた派手な女がチャラ男の腕を取る
そうだ…このチャラ男、セイヤって名前だった
「いいの、相手にしてくれるまで追っかけ回すから」
そう言ってセイヤは見た目とは違う品の良い笑顔で微笑んだ
不覚にもその笑顔には少しドキリとする
正直このセイヤっていう男が羨ましい
見た目と中身にまったくと言っていいほどギャップがない
好きな風に人生を楽しんでいる感じ
遠くなっていくセイヤを見つめながら
私はまた後悔に沈んでいく
ああ…
私も初めからあんな風に振る舞っていればよかったのに
今さらこんな私を、誰が受け入れてくれるっていうんだろう…
ダメだ…
こんな日はアレだアレ!