私をカメパに連れてって!!【仮面de企画】
でも今はそんなセイヤを気にしている暇はない
柚月一星がSPに連れられて会場から出ていってしまう!
私はセイヤの手を振りほどき、会場の重厚な扉に向かって走り出していた
「おい!?」
待って、待って!!
教えて!
あなたみたいな人がどうして私を!?
私は柚月一星のことばかり気にしていたせいで、目の前の段差を見過ごしていた
ズルッ━━━━‥‥‥……
「キャッ…」
見事なまでに足を踏み外して、視界が揺れる
やば‥‥……
落ち‥‥……………
「真琴!!」
ガシッ━━━……‥‥!!
━━━━━!?
落ちる手前で、逞しい腕に腰を掴まれる
「あっぶねぇ…」
私はなんとか怪我することもなく再びセイヤの腕の中にいた