私をカメパに連れてって!!【仮面de企画】
豪華な装飾にも見劣りしないその雰囲気
スーツに目元だけ隠した仮面…
ミスマッチな筈なのに何だか妙に馴染む
いったいこいつは何者?
そして何がお望みなのだろう
やっぱり私?
でもこんな手の込んだ偶然は無理に決まってる
じゃあ必然?
それにしたってこんなこと一般人には無理だ
「こっちおいでよ」
私はセイヤに誘われるがままセイヤの隣に素直に腰かけていた
と言うよりも、そのカップルルームで座るところと言えば、その薔薇柄のソファーしか用意されていなかったから仕方なく座った
「さて…いざ2人になると何を話せばいいか…」
セイヤがそんなことを言い出すので顔を上げた
見ると何だか照れているご様子
え?
何を話せばいいかなんて、そんなことこいつが言うの?