私をカメパに連れてって!!【仮面de企画】
「はぁ〜…」
私はトイレの個室で便座を上げずに腰かけると、仮面を外して息をついていた
小部屋は小部屋でも、庶民の私はさっきの部屋よりトイレの狭い空間の方が落ち着くのが悲しい
仮面の中はもっと蒸れるかと思ったけれど、目や口元が開いているせいで思うほど化粧も崩れてはいなかった
それにしても…
これからどうするかな…
この後は最終インプレッション…
私が名前を書くとしたら…
セイヤの顔が浮かんで、私は頭を横にふる
わかんない…
気にならないわけじゃない…
でも流されるのも嫌だし
何より疑問に思うことが全然解決しない
相変わらず頭の中はゴチャゴチャしていてまとまらない
もうトイレに来て10分以上経っている
そろそろ帰らないとまずいかな…
そう思って仮面を再び被ると
トイレの外で女性数人の話し声が聞こえてきた