キミがいた夏~最後の約束~
嵐の予感
ハッッッ━━━━━!!!
汗ビッショリになりながら、自室のベットの上で目を覚ます
「あ…夢…」
頬に手を当てると涙まで流していた
アルバイトから帰ってきて少し眠ってしまったようだ
どれぐらい寝てしまっただろう?
私は汗と涙を、近くのタオルでぬぐってから
時間を確かめようと携帯電話に手をのばすと
携帯電話のイルミネーションがチカチカと点滅していて、メールが来ているこを知らせてくれた
「橘先輩と…綾香からだ」
私はもう一度、汗を拭って古い方のメールから開いた
《明日は終業式だね、その後は夏休み!テイクオフでバイトだ( ̄0 ̄)/頑張ろうね(*^ー^)ノ♪》
綾香は夏休み、テイクオフでアルバイトすることが決まっていた
夏休み中はテイクオフにとって書入れ時
忙しくなるので新たにアルバイトを募集してたところ、綾香がすかさず名乗りをあげたのだ
《綾香とアルバイトできてうれしい!楽しみだね(^○^)》
携帯電話を買ってからもうすぐ1週間、操作にもだいぶ馴れていた