キミがいた夏~最後の約束~




「うん…まあ、認めてくれたみたい」


『私はあなたのような存在をお待ちしておりましたのよ』


あれは認めてくれたってことだよね?



「ええ!?」


!?


橘先輩を見るとメチャクチャ驚いた顔をしている


「な…何?」


「希美、認めたの美鈴のこと?」


「…たぶん」


「へぇ~驚いた!」


そこまで驚く普通?


そう思いながら橘先輩を見ていると


「希美に認められたのは美鈴で2人目だな…」


その言葉に一瞬固まる


え?


2人目?


2人目って言った?


私はそんな疑問いっぱいの顔を橘先輩に向けると、先輩はイタズラッ子のような顔で笑っていた


「1人目が誰か気になる?」


こ…こいつ~…






< 235 / 378 >

この作品をシェア

pagetop