キミがいた夏~最後の約束~
「うん…まあ、認めてくれたみたい」
『私はあなたのような存在をお待ちしておりましたのよ』
あれは認めてくれたってことだよね?
「ええ!?」
!?
橘先輩を見るとメチャクチャ驚いた顔をしている
「な…何?」
「希美、認めたの美鈴のこと?」
「…たぶん」
「へぇ~驚いた!」
そこまで驚く普通?
そう思いながら橘先輩を見ていると
「希美に認められたのは美鈴で2人目だな…」
その言葉に一瞬固まる
え?
2人目?
2人目って言った?
私はそんな疑問いっぱいの顔を橘先輩に向けると、先輩はイタズラッ子のような顔で笑っていた
「1人目が誰か気になる?」
こ…こいつ~…