キミがいた夏~最後の約束~
隣を見ると爆笑している橘先輩
は?
「クックッ…そんなわけ…ないだろうが…フッハハッ…」
私はその言葉に目が点になっていた
何それ…
人が真剣に…
そして次の瞬間ものすごい怒りが込み上げて来た
「もぉ~~~!!」
私は両手で橘先輩を攻撃する
やめてよ~~!!
ほんとにビックリした!
橘先輩はごめんと言いながらも爆笑している
「でもガキの時は憧れてたのは本当かな」
え…?
「実際、今でも都さん綺麗だろ?
20代の都さんなんてお前!小学生の俺にとっては、もうそりゃ~輝いて見えたね」
確かに…っと思って頷いた
「んで、テイクオフ連れてったら、まんまとトビーさんに持っていかれるし」
「ふふっ」
小さな時の橘先輩がトビーさんに都さんを取られてふて腐れているところを想像して笑った