君に伝えたいことがあるんだ

その②

♀廉がわ♂


ジリリリリリー。
目覚ましの音で目が覚める。
あぁ、昨日そのまま寝たんだっけ。
俺は、隣に無防備に寝ている先輩を見つめた。

昨日は…

「いやだ!!なんでお前なんかと一緒に寝なきゃなんないんだ!死ねっ!!」

先輩は、布団に潜ったまま出てこなくなってしまった状態。
俺がキスしたのが原因なんだけど。

「先輩、俺、寒くて死んじゃうよ。温めて先輩♪」

寒いのは本当なんだけど、断固として俺を布団に入れてくれる気はないらしい。
おれのベッド一応、広いから大丈夫だとは思うんだけどなぁ?

「先輩~」

「いやです!!」

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