君に伝えたいことがあるんだ
で、今にいたる訳だが…。

先輩…、無防備すぎて、俺、襲っちゃいそう(・_・;)
先輩は、なんとまぁ、丸くなって猫のように寝ていた。
かわいい…

「せんぱーい?起きないんですか?」

ほっぺたをつつくが、眉間にシワを寄せるだけで、起きる気配はぜんぜんない。
これは、ある意味チャンスか!?神様がくれた、天のお導きか!?

「先輩、俺、もう無理…」

俺は、酒泉先輩のもとに体ごと近寄る。
顔が間近にある。

「先輩…」

俺は、先輩の頬にかかっている髪をかきあげてあげた。

パチッ

あっ、先輩が目を覚ましっ!!…?た。

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