空を見上げる皇帝ペンギン。
でも、クリスマスっていうのがあって混んでいた。私は学食も混んでいる時間が嫌なくらいだからすぐに引き返したくて、周防くんも苦笑いしながらスーパーに向かった。
「かなりありきたりなものになりそうなんだが。悪いな。」
「ううん。」
鶏肉も完売していて、お刺身コーナーに足を運ぶ。サーモンやマグロやイカの入ったパックが安くなっていた。クリスマス価格らしい。わぁ、これを考えた人は素敵だ。
「刺身?」
「1人だとあんまり食べないから。」
「俺もあまり食べてないな。それにしようか。」
「わーい。」
マグロのお刺身を買い物カゴに入れる。