空を見上げる皇帝ペンギン。

林檎飴、焼きそば、綿菓子、イカ焼き…。色々あって、目が回る。でも、お祭りみたいで楽しい。

桃葉ちゃんはずっと私の腕を引いてくれていて、近江くんに申し訳ない。少し後ろを歩く近江くんをチラリと見ると、視線は屋台へ。

…似た者同士?


「お好み焼き、ないかなー…?」

桃葉ちゃんがキョロキョロする。

「入り口らへんにあったろ。」

「うっそ!じゃあいいや、一番最後で。」


…以心伝心?


二人ともお互いの事をちゃんと見ている。


「ひーちゃんは何食べる?」




< 149 / 215 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop