空を見上げる皇帝ペンギン。
林檎飴、焼きそば、綿菓子、イカ焼き…。色々あって、目が回る。でも、お祭りみたいで楽しい。
桃葉ちゃんはずっと私の腕を引いてくれていて、近江くんに申し訳ない。少し後ろを歩く近江くんをチラリと見ると、視線は屋台へ。
…似た者同士?
「お好み焼き、ないかなー…?」
桃葉ちゃんがキョロキョロする。
「入り口らへんにあったろ。」
「うっそ!じゃあいいや、一番最後で。」
…以心伝心?
二人ともお互いの事をちゃんと見ている。
「ひーちゃんは何食べる?」