空を見上げる皇帝ペンギン。





たこ焼きを買った後、お好み焼きを買いに並んだ。近江くんのフランクフルトを買うのに並んだ時、外国の人達の行列が来た。

腕を引いてくれていた桃葉ちゃんが気付かずに、フランクフルトの列が前に進んだのと同時に歩きだす。丁度、その間を割って入られてしまって。

すぐに桃葉ちゃんが見えなくなってしまった。

そのうえ、その行列に何メートルか流されてしまって、もうここが何処なのか分からなくなる。


「…マジかよ。」


因みに、これを言ったのは私じゃない。

振り返る。彼も、同じように苦笑いをしている。

近江くんも流されてしまったらしい。



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